2014年11月15日土曜日

食べログ全国1位のお店は天然食材尽くしでコスパ最強の理想郷でした

7月頃の話ですが、食べログで全国1位となったお店が岐阜県にあることを知り、友人達と一緒に突撃してきました。


行ってきたお店は岐阜県瑞浪市にある、柳家料理店さん。 食べログ評価4.61、口コミも絶賛だらけの凄いお店です。

柳家 (やなぎや) - 瑞浪市その他/郷土料理(その他) [食べログ] http://tabelog.com/gifu/A2103/A210301/21000023/
[食べログ全国1位のお店「 柳家 」がすごすぎた… - NAVER まとめ http://matome.naver.jp/odai/2136672320314332901

お店の場所は瑞浪駅から車で30分ほど山道を登った先のため、電車で来られた方はタクシーやレンタカーの手配が必要です。


予約は昼、夜どちらでも可ですが、この日は遠方から来た友人に合わせてお昼に伺いました。

店構えは和風で落ち着きがあります。

店内に入り、席に案内されると既に囲炉裏に鮎が準備されていました。

こんな感じで囲炉裏端を囲んで座ります。

店員さんが囲炉裏に付きっきりで鮎や焼き物の面倒を見てくれます。

鮎を焼いている間に先付の蜂の子を頂きます。 サクサクとした甘辛い味付けでいくらでも食べられそう。虫料理への認識が変わります。

続いてサツキマスの刺身。脂がのっていて美味しかったです。

いよいよ焼きたての鮎を頂きます。味付けは塩と蓼酢で。 こちらは地元郡上市の和良川で捕れた和良鮎と呼ばれるもので、「利き鮎会」と呼ばれる全国の鮎の味比べ大会で3回もグランプリを受賞している鮎です。 鮎自体、滅多に食べたことはありませんでしたが、生臭さは皆無で、香ばしい香りと舌の上でふわっととろける様な食感には驚きの連続でした。

箸休めのオクラもさっぱりとしていて良い感じ

なんと松茸まで焼かれ始めました。時期的にさすがに輸入物とのことですが、この時期に炭火焼きで松茸が食べられるのは嬉しい限り。

松茸を焼いている間にもう1品、箸休め。

すだちを添えて松茸が出てきました。輸入品とは思えない強い香りとコリコリした食感が美味しかったです。

和良鮎2週目。今回は味噌を付けて頂きます。やっぱり美味しい!

更に更に、和良鮎3週目。小ぶりな鮎と手長エビが天ぷらになって出てきました。とても香ばしくて美味。ここまでに鮎を1人あたり5匹食べてます・・・。 これまでの人生での総消費量より多いんじゃないかと思えるほどの贅沢。

ここで魚介は一旦中断で、ジビエの焼き物が始まりました。 猪肉が囲炉裏で豪快に焼かれます。

焼き色が付いた後は、タレを付けてもう一炙り。

焼き物を待つ間の箸休め。おひたしの緑がとても綺麗でした。

そしていよいよ肉とのご対面。赤身が非常に美しいです。肉の味が濃いのにあっさりしていて、いくらでも食べられそうでした。

もう一品、今度は鹿肉が焼かれます。

囲炉裏火の照り返しが良い感じ。

鹿肉焼き上がり。マスタードを付けて 頂きます。猪肉よりもあっさりしていましたが、これも美味しかったです。
I
以上で焼き物は終わり。ここからラストスパートが始まりました。
天然鰻の蒲焼き。ウナギ絶滅説が話題になっている中で天然物を頂くのは少し複雑でしたが、味は絶品。ご飯が欲しくなります・・・。

と思ったら、ご飯も付いてきました。何という気遣い・・・!

シメはこれまた鮎を使った鮎雑炊でした。鮎の摂取量が尋常ではない事になっています・・・。

鮎の骨から取った出しが滋味深く、ここまでかなりの量の食事をしていたにも関わらず、お代わりまで頂いてしまいました。

デザートにメロンを頂いて終了です。

地物や天然食材を使った美味しい料理が目白押しで、これだけの食事が15000円程度で食べられることに驚きです。

予約人数が4人からということや、アクセスの面倒さからなかなか行きにくいお店ですが、食べログで高評価なことにも納得できる名店でした。

8月からは名古屋の錦で支店も経営されており、2人から予約可なので、人数が集まらないときはこちらに行ってみるのも良いかもしれません。

柳家錦 (ヤナギヤニシキ) - 栄/郷土料理(その他) [食べログ] http://tabelog.com/aichi/A2301/A230103/23053720/

余談ですが、店内は薄暗く、雰囲気があって良いのですが、写真撮影には割と辛い環境でした。持って行ったレンズも良くなかったため、ピンボケだらけの残念な結果に・・・。

次は来年初頭に新年会で鴨鍋を食べに来店する予定なので、その時、新しいカメラとレンズでリベンジしたいと思います。

2014年11月9日日曜日

純正RAWでいくか、DNGか、それが問題だ

Nikon D750を買ったのは良かったのですが、現像に使っているAdobe Lightroomの対応が遅いため、DNGに変換して現像することに決めました。

ところで、これまでDNG形式は使ったことがなく、NEF(Nikon純正のRAWデータ)とDNGで何が違い、どんな利点/欠点があるのかも分からなかったため調べてみました。



DNGって何?

そもそも、DNGとはなんぞや?という話ですが、Adobeが提唱するRawデータの汎用フォーマットになります。

Wikipediaを見ると、
Digital Negative(デジタル ネガティブ、DNG)は米アドビシステムズによって開発された画像ファイル形式。TIFF/EPをベースにしている。 拡張子は.dng。2004年9月に発表された。 メーカー間で非統一のRAW画像をDNG形式に変換することで互換性などの問題が解決するというが、実際にはほとんどのカメラメーカーが依然として独自形式を採用している。
とのこと。つまり、「色々なメーカーが独自規格を使っていると対応が面倒だから、みんなで共通規格を使おうね」って事です。

もっとも、提唱されてから10年もたつのに相変わらず独自規格を使うカメラメーカーが多いため、今後も現状の傾向は変わらなさそうです・・・。

さて、純正RawとDNGの違いについてはこちらや、こちらを参考に、超大雑把に内容をまとめてみました。


純正Raw DNG
長期保存性 低い 高い
破損リスク 高い 低い
メタデータ 別ファイル 埋め込み
ファイルサイズ 小〜大(設定次第)

  

長期保存性

デジタルデータなのに、長期も何もあるもんか、と思われるかもしれませんが、ここで言う長期保存性とは、将来も保存していたRAWデータを開けるかと言う意味です。

10年後、20年後にふと純正のRAWデータを開こうとした時に、今使用しているデータが開ける保証はありません。 (コダックの昔のRAW (Photo CD形式)はメーカーサポート打ち切りとなった前例がある様です。)

一方、DNGはオープン形式のため、将来的にも何らかのソフトで開くことが出来る可能性が高そうです。 ただ、個人的にはNikonやCanon等の有名メーカーのRAWがサポート打ち切りになる可能性は低いんじゃないかと思いますので、この部分の恩恵は小さいんじゃないかと考えています。

 

破損リスク

写真をカメラからPCに読み込むときやPCの買い換えでデータを移動させるときに、写真データが破損してしまう危険性があります。

純正RAWは特に対策はされていませんが、DNGではハッシュ値がファイルに書き込まれ、もしデータが破損した場合にはLoghtroomから警告が表示される様です。

読み込み時に破損を発見出来れば、すぐに再読み込みを行う事でデータ救出出来るかもしれませんので、この機能は自分としては非常に重要だと思います。以前、小さい頃の思い出の写真の大半が破損していて、ほとんど救出出来なかったこともありましたので・・・。


 

メタデータ

Lightroomの場合ですが、純正RAWデータを使用する場合、画像データの他にXMPデータというメタデータファイルが別々に作成されます。
 一方、DNGの場合は画像データとメタデータが1ファイルの中に統合されて保存されます。

これについてはどちらの形式も一長一短です。 純正RAWの場合、完全な撮影時のRAWデータを残せる一方、メタデータ(XMPデータ)はLightroomのカタログ内に保管されますので、カタログファイルが破損した時、現像時に設定したメタデータの復旧が困難になるリスクがあります。

DNGの場合は画像もメタデータも1ファイルで管理出来る利点がありますが、反面、カメラメーカー純正の現像ソフトが使えなくなる問題があります。


純正Raw DNG
メタデータ 別管理(XMP) DNG埋込
メリット 純正現像ソフトが使える 画像もメタデータも1ファイルの管理でOK
デメリット メタデータが消失した時にリカバリ出来ない 純正現像ソフトが使えない


自分の場合は、現像にはLightroomしか使用しない上、クラッシュによってメタデータが吹っ飛ぶことが怖いので、DNG形式の方が向いているんじゃないかと思います。

※後述しますが、DNGにはファイルサイズが大きくなることを気にしなければ、純正のRAWをファイル内に埋め込む機能もあります。どうしても元ファイルを残したい時はこれを使うのも1つの手です。



ファイルサイズ

ファイルサイズはDNGの設定次第で、純正RAWより小さくなる場合も大きくなる場合もあり得ます。 実際にDNG変換をやって、ファイルサイズを比較してみました。

まず、埋め込まれるJPGプレビューのサイズと、高速読み込みデータの埋め込み設定を弄って、ファイルサイズを比較してみました。

尚、「高速読み込みデータの埋め込み」とは、ファイルサイズが増加する代わりに、画像の読み込み時間を短縮するオプションの様です。

カメラ内に残っていたRAWの中で最小サイズだった写真の場合、次の様になります。

設定ミスで真っ暗になってしまいましたが、猫さんです


検証① #1 #2 #3 #4 #5
ファイル種類 NEF DNG DNG DNG DNG
JPGプレビュー - 標準サイズ 標準サイズ フルサイズ フルサイズ
高速読込 - 無効 有効 無効 有効
ファイルサイズ 24.9MB 14.5MB 15.0MB 14.8MB 15.4MB


元々の色情報が少なかったためか、ファイルサイズはどの設定でも元の60%程度まで、ぐっと小さくなっています。

一方、色情報が多そうな紅葉写真を変換してみた結果がこちらです。

カメラ内のデータで最大のものを使っただけなので、センスについては勘弁下さい・・・

検証② #1 #2 #3 #4 #5
ファイル種類 NEF DNG DNG DNG DNG
JPGプレビュー - 標準サイズ 標準サイズ フルサイズ フルサイズ
高速読込 - 無効 有効 無効 有効
ファイルサイズ 33.9MB 30.1MB 31.0MB 34.0MB 34.9MB


プレビューサイズを標準にした場合は、元画像の90%程度のサイズまでファイルが小さくなりましたが、フルサイズにした場合は、逆に元より大きくなってしまいました。

検証の結果、JPGプレビューを標準にし、高速読みこみデータを埋め込んだ設定が一番バランスが良いのではないかと思います。

参考として、非可逆圧縮を使用した場合のファイルサイズも比較してみました。 使用した画像は上述の検証②のデータです。


検証③ #1 #2 #3
ファイル種類 NEF DNG DNG
JPGプレビュー - 標準サイズ 標準サイズ
高速読込 - 有効 有効
非可逆圧縮 - 無効 有効
ファイルサイズ 33.9MB 31.0MB 10.3MB

非可逆圧縮を有効にした場合、サイズは元データの30%まで大幅に縮小されました。とはいえ、非可逆圧縮では当然画像劣化が起こり、精神衛生上よろしくないので自分は使用しないと思います・・・。

DNGには元のRAW画像を保存するために、内部に純正RAWを埋め込む機能もあります。

2個のRAWデータが1ファイル内に格納されるため、ファイルサイズが元より大きくなるのは当たり前ですが、折角なのでこれもサイズ検証してみました。RAWデータは検証②と同じものを使用しています。


検証④ #1 #2 #3
ファイル種類 NEF DNG DNG
JPGプレビュー - 標準サイズ 標準サイズ
高速読込 - 有効 有効
オリジナル埋込 - 無効 有効
ファイルサイズ 33.9MB 31.0MB 64.9MB


とても当たり前の結果になってしまいましたが、ファイルサイズは、「オリジナル埋込したDNG = 純正RAW + オリジナル埋込しなかったDNG」となる様です。



まとめ


色々と比較してみて、DNGが向いている人、向いていない人がなんとなく掴めてきました。

●DNGが向いている人・・・Adobeの現像ソフトしか使わない、データ移動時の破損が怖い、画質劣化は嫌だけど、少しでも容量を小さくしたい人

●DNGが向いていない人・・・純正の現像ソフトを使う、撮影時のRAW画像を完璧にそのままの状態で残しておきたい人。

自分の場合は、純正の現像ソフトを使うつもりが元より無く、何よりもファイル破損によってデータを開く事が出来なくなるのが怖いので、DNG変換をしてLightroomで管理をするのが良さそうです。


しばらくはD750の写真をDNG管理し、問題無ければ、他機種のRAWについてもDNG変換を検討したいと思います。

2014年11月8日土曜日

【片付け本】「工作部屋の片付けアイディア128+α」 を買ってみた

前々からすげー気になってたのでついに買ってしまいました!

Yモードさんの片づけ本、

ついつい散らかってしまいがちな工作部屋......

その片づけ方の実例が写真・解説付きで見られてなんと400円!


本屋に行けば収納のHow to本はあるにはあるのですが、どうしても内容が衣類だとか日用品に偏ってしまいがちであんまり参考にならない...... と悩んでた私にはドンピシャな内容。


もともとイベント頒布や通販を行っていたようですが、運悪くイベントには参加できず、通販もタイミングを逃して気が付いた時には在庫切れ!


ところがついに2014/11/4にAmazon Kindle版が発売開始!

これは買うしかない、と思い買ってしまいました。
Kindle版ですが、実際にはKindleを持っていなくてもAmazonのサイトからパソコンでも閲覧可能です。

この本を参考に汚部屋を片付けたら、また記事を書こうかと思います......。

2014年10月18日土曜日

ポリカ製 レンズプロテクター

今どきのサバゲーでは欠かせないアイテム、それが光学サイト!
だが運悪くレンズに弾が当たれば破損する可能性が......

ということでいろいろなタイプのレンズプロテクター(レンズカバー?)が世の中に存在するようですが、見た目がいまいちだとか使い勝手がいまいちという評判をよく聞くので、自作してみました。

[写真-1] 左はAOCG?用、右はEOTech用。

厚さ2mmのポリカーボネート板をkitmillで切り出して作成しています。
EOTechのレプリカにつけてみるとこんな感じ。

[写真-2] 装着するとこんな感じ。

レンズとほぼ同じサイズに切り出しておいて、そのまま本体にはめ込んであるだけの簡単仕様!
見た目にもカバーつけてます!感は全く無いですし、既存のカバーにも干渉しません。

外したいときは切り欠き部分にマイナスドライバー等の細いものをひっかけて外すだけ。

しっかり採寸してジャストサイズで作ってあるので普通にエアガンを振り回す分には外れる心配はきっと無いはず。

ま、そのあたりは実際に使って試すしかないですが。

ただはめ込むだけなので、GoProみたいなアクションカメラ用も作れそうですね。

2014年10月12日日曜日

【読書メモ】経済知識0で「超簡単 お金の運用術」を読んで資産運用について考えてみた

元々、趣味のサバイバルゲームやスノーボードの為に散財しがちな上、最近ではフルサイズ一眼レフを衝動買いしてしまったりして、常に金欠な状況が続いています。

経済知識0でこれまで生活してきましたが、これではいかんと思い、資産運用について考えてみることにしました。

まずは基礎知識のInputということで、なるべく分かりやすく、かつ、簡単に実行出来そうな本を・・・と思い、朝日新書の山崎 元さん著 「超簡単 お金の運用術」を読んで、読書メモをマインドマップで作成してみました。

※尚、これまで経済に関する知識は0でしたので、以後の内容に間違い等あるかもしれません・・・。







本書では、資産運用が生活の中心で無い一般的な人を対象に、なるべく簡単かつベストに近い形で運用する方法を紹介しています。

【基本方針】
基本方針はとても完結で、次の3つとなります。
①当面の生活費3ヶ月分は普通預金として保管する。
②無リスクで運用したい資産については、個人向け国債、MRF、または、銀行預金で運用する。
③有リスクでも高リターンを期待する資産は、TOPIX連動型上場投資信託、及び、SMTグローバル株式インデックス・オープンに1:1の割合で投資、運用する。

はじめにこれらの方針が示され、以降、この方法を推奨する根拠や注意点等を補足しています。

【運用のポイント】
運用に関するポイントは、とにかく、運用に関わる手数料を低減することの様です。

高リターンを期待するリスク運用資産でも、平均的な期待リターンは年間5-6%程度。
一方、銀行や証券会社に支払う手数料は、0〜3%程度まであるらしく、利用する販売会社を選ばないと、利益の多くが手数料に消えてしまう可能性があります。

おすすめはネット証券で、対面販売に比べて手数料が低いケースが多い様です。
また、対面販売は、手数料が高くて割に合わない商品を勧められることもあるそうなので、直接、顔を合わせなくて良いというメリットも大きい様です。

もう1つ、税制に関して優遇される非課税制度を活用することも重要です。

資産運用に係る税金は非常に大きく、通常ですと、投資信託の解約、償還、分配等で得られる利益の全てに、20.315%という大きな税金がかかってしまいます。

仮に100万円の利益があったとしても20万円も税金に回収されてしまいますが、NISAや確定拠出年金といった税制の優遇制度を活用することでこの様な搾取を回避出来ます。

【NISAについて】
NISAについては言葉を聞いたことがある程度の知識だったのですが、次の様な条件を満たせば、そこで得られる利益が非課税となる制度です。

① 1人1口座、年間投資額100万円までであれば非課税となる。
② 非課税期間は投資から5年間。※2023年の投資分まで。
③ 5年後に100万円+αの余剰分(+α)を口座から移動させれば、もう1度5年間の非課税が適用される(ロールバック)。
④非課税期間中に売却、再投資をした場合は、非課税対象から外れる。

NISAの税制優遇を出来るだけ活用するために、投資対象は高リターンを期待出来ると共に、短期間で解約することの無い商品にするのが得策の様です。

【確定拠出年金について】
確定拠出年金は利用出来るか否かが企業毎に異なりますが、使えるのであれば非課税のメリットを生かせる様に、NISAと同じく高リターン商品で運用するのが良い様です。

参考までに、自分の確定拠出年金への対応は次の様になりました。



これまでは、非課税制度のことも税率のことも知らなかったため、元本は出来るだけ安定させつつ、可能なら少しは増やしたいといった曖昧な感覚で商品Bに100%振り分けていました。

しかし、本書を読んだ後で改めてBを調べてみると、リターンが少ない債券中心の商品となっており、非課税のメリットを活かせていません。
それだけでなく、信託報酬や解約手数料といった手数料も高めな商品だったことが分かり、確定拠出年金の運用としては悪手だったと思われます。

そこで早速、これを高リターンが期待出来る国内株式中心の商品Fと、海外株式中心の商品Hに50%ずつ振り分け直しました。
商品EとFは似たような投資比率ですが、Eは信託報酬が大きいため、候補から外すことにしました。

今後はこの運用方針で今後の推移をモニターしていくことにする予定です。

【無リスク/有リスク運用資産のバランス】
さて、リスク運用、無リスク運用の資産バランスはどうなるでしょうか?
答えは、「今後の将来設計から運用のバランスを決定すると良い」ということになる様です。

リスク運用する資産については、上記の運用を実施した場合、リターンは平均で年間5〜6%程度ですが、最悪の場合は、リスク運用資産全体の1/3がロストすることが予想されています。

このため、「1年で1/3までなら失っても良い」と思われる金額まではリスク運用に回し、残りを無リスク運用とするのが良さそうです。
自分の場合は、現時点で2023年の投資分まで適用と限定されているNISAを活用するため、年間100万円分まではリスク運用に優先的に回し、残分で無リスク運用を検討しようと考えています。

もっとも、まずはリスク運用に投資出来るだけの元手を稼ぐところからスタートになってしまいますが・・・。


最後に、本書にはここまでに挙げた主要な運用方針以外にも、最近話題の毎月分配型の投資信託や外資預金がおすすめ出来ない理由や、お金の使い方、資産運用等に関する身近な話題が色々と書かれています。


経済に関する知識0の自分には専門用語を調べつつ読み込むのが少し大変でしたが、内容は明瞭で分かりやすいため、少しでもお金の運用に興味がある人にはおすすめ出来るのではないでしょうか。


2014年9月30日火曜日

Kickstarterで13万ドルの出資を獲得したカードゲーム"Villages"で遊んでみました

Kickstarterで1000ドルで目標達成のところ、13万ドル以上の出資金を集めたカードゲームがVillagesです。

ファミコン風の8ビットっぽいイラストで決闘したり村を作ってプレイするカードゲーム「Villages」
http://gigazine.net/news/20140131-villages/

Villages: a Construct and Conquer Card Game

https://www.kickstarter.com/projects/723489754/villages-a-construct-and-conquer-card-game

アナログゲーム好きとしては非常に興味をそそられるゲームでしたので、Kickstarterで出資して入手し、実際に遊んでみました。

これが今回届いた、Vilagesの基本パックと拡張パックのLoyalty Packです。




最新状況では、日本語翻訳板も作成中とのことですが、こちらは初期発送分のため、英語版になります。

当然、マニュアルやカード説明も英語ですが、基本パックについては有志の方々による翻訳があるため、そちらを使用させて頂きました。

ゲームの目的は、カードを場に出す事で得られるゴールドを稼ぎ、相手よりも先に100点を先取することとなります。

同色3枚以上から成る"村"を作成することで、プレイヤーはカードを場に出せる様になり得点を得られますが、ラウンド終了時に手元に残っている手札や"墓場"に行ってしまったカードのゴールドは得点から減点されてしまいます。

更に、手札を最も早く0にしたプレーヤーにはボーナス点が入りますので、如何に早く手札を消化出来るかが勝負の分かれ目になりそうです。

今回は、友人と2人で実際にゲームをプレイしてみました。
まずは手札を8枚ずつ配り、2枚のカードを捨て山に起きます。



まずは先攻(友人)のターン。
山札/捨て山の好きな方から2枚のカードを抜き取り、手札に加えます。

今回は捨て山から1枚、山札から1枚を手札に加えました。
手札に緑ユニットが3枚あったので、緑ユニットの村を作成し、場に出し
ます。



村の配置後は戦闘or手札1枚の廃棄を行うのですが、今回は相手の村が無いので、手札を捨てて、1ターン目終了。



次は後攻のターン。カードを山札から2枚抜き、赤ユニット4枚から成る村を作ります。



ここで相手と勝負するか、手札を捨ててターン終了するかを選べるのですが、今回は戦いを挑むことに。

戦いはカードに記載されているパワー値を比較することで行います。
赤村のドラゴンはパワーが5、緑村はパワーが1か2のユニットしかいないため、楽勝ムードでドラゴンを戦地に送り出しました。



対する緑村は防御ユニットとして、ジョーカーを選択。



捨て石にするつもりかなとニヤニヤしていたところ・・・。
ジョーカーの「戦いに使うと力の弱い方が勝つ」という特殊能力の前にあえなく撃沈。



攻撃側は対戦ユニットを選べる訳では無く、あくまでも対戦する村を選べるだけというところを忘れていた、完全な凡ミスです・・・。

攻撃側で負けたドラゴンは墓場送りとなり、相手のジョーカーは村に戻ります。



これで無念の内に自分のターンは終了。

ちなみに防衛側の勝利メリットは少ないですが、攻撃側が勝利したときは、防衛ユニットの破壊、もしくは対戦村のユニットを奪うことが出来るため、攻撃側は是非とも勝利したいところです。

これを互いに繰り返し、各プレイヤーは村を作ったり戦いを挑んだりしつつ、手札を減らしていきます。

もし、村に大工(Builder)がいれば建物ユニットを、農夫(Farmer)がいれば、動物ユニットを追加することも出来ます。



動物ユニットは墓場に送ることで特殊効果を発動するアイテム、建物ユニットは配置されることで常時効果を発揮する装備品の様なイメージです。



どちらかのプレイヤーの手札が0になったところで、最終ターンに入り、残りのプレイヤーのターンが終わったところでラウンド終了です。

今回のラウンドでは自分(手前)が先に手札を0にしたため、ラウンド終了時の状況はこんな感じになりました。



得点は、場に出ている村の総ゴールド-手札カードの総ゴールド-墓場カードの総ゴールドで計算します。
更に、1番始めに手札を0にしたプレイヤーには、ボーナス得点が10ゴールド入るため、早上がりのアドバンテージがかなり大きいです。

集計後、最高得点のプレイヤーにハイスコアカード、最低得点のプレイヤーにロースコアカードを配布して次ラウンドを開始します。



最終的に、累計ゴールドが100を超えたプレイヤーが現れたところでゲームは終了、そのプレイヤーの勝利です。

ゲームルールは比較的シンプルで分かりやすく、戦略と運の両方が必要なことから、アナログゲーム初心者から上級者まで、幅広く楽しめるゲームになっていると感じました。

また、基本パックのカードの特殊能力は素直なものが多いですが、拡張パックのカードはトリッキーなものが多いため、複雑なゲーム展開が好きな人にもおすすめです。

気になった点ですが、カードの紙質が弱く、簡単にしわがはいってしまいそうでした。もっとも、これはスリーブに入れれば問題ないため、それほど気にしなくても良いかもしれません。
また、場に沢山のカードを広げることになるため、大人数で遊ぶときには広いスペースが必要になりそうです。

現在、Villagesは基本パック、拡張パック共に下記公式サイトで購入可能となっていますので、まだあまり出回っていない面白いアナログゲームに興味のある方におすすめです。
価格は基本パックが20$、拡張パックが5~15$となっており、13$の追加料金で日本への発送も可能です。

Fridgecrisis Games
http://fridgecrisis.weebly.com/

今後、別の拡張パックが入手出来たときや、3人以上でプレイする機会があれば、その時の様子も取り上げてみたいと思います。

2014年9月14日日曜日

料理写真の撮影体験教室に行ってきました


料理写真を美味しそうに撮影するのはなかなか難しく、
いつも単なる記録写真の様になってしまいます。

今回、料理写真の撮影方法をプロカメラマンに教えて頂ける体験教室が
あると知り、早速レクチャーを受けに行って来ました。 


普段の料理写真はこんな感じ。食事記録としては十分ですが、もう少し美味しそうに魅せたいもの・・・。



今回参加したのは、フェリカスピコの写真体験教室。
プロカメラマンの佐藤 朗さんのレッスンです。

今回は大阪市都島区のTERRE-a-Sさんで行われる写真教室にお邪魔しました。


参加者は女性が7割、男性3割程度。
持参しているカメラも一眼レフからミラーレス、コンデジまで色々でした。 

料理撮影はこんな感じにセッティングされたテーブルで行われます。



レッスンは初めに座学で写真撮影のポイントをレクチャーし、最後に実際に料理写真を撮ってみるスタイル。
佐藤先生の料理写真の本をテキストに使用してレッスンは進みます。




  テキストの内容をベースに詳しい講義をする佐藤先生。



レッスン中にはテキストには掲載されていない様な内容も気軽に質問することが出来ます。

教えて頂いた内容をマインドマップでまとめてみました。



印象に残っているのは光の使い方、そして、事前のイメージをしっかりと持つことです。

特に事前のイメージについては、写真の上手な人にとっては当然かもしれませんが、
これまで漫然と写真を撮ってきた自分にとって大きな発見でした。

座学後の撮影会で撮影した写真がこちら





レクチャーの効果を分かりやすくするため、現像での編集は何もせず、撮って出しです。

これまでの写真と比べて何が主役なのかがはっきりと分かり、
光の当たり方のおかげか、料理のツヤも綺麗に出て、
今までよりもずっと美味しそうな写真を撮ることが出来ました。

難点は、この様な写真を撮るためには自然光やそれに準ずる光源が必要なため、
外食の写真を美味しそうに撮影することが難しいことでしょうか・・・。

佐藤先生に外食写真の撮り方についてアドバイスを頂きましたが、
お店と交渉して、きちんとセッティングした環境で撮らせてもらうのが良いとのこと。
まだまだ未熟な自分には遠い道のりです・・・。

体験教室は、3時間の授業で授業料が5000円。テキストを持参すれば1000円引きになり、
更に昼食代まで含まれているため、かなりお得な内容になっています。

自宅で美味しそうな料理写真を撮ってみたいと思う人には特におすすめです。