2014年9月30日火曜日

Kickstarterで13万ドルの出資を獲得したカードゲーム"Villages"で遊んでみました

Kickstarterで1000ドルで目標達成のところ、13万ドル以上の出資金を集めたカードゲームがVillagesです。

ファミコン風の8ビットっぽいイラストで決闘したり村を作ってプレイするカードゲーム「Villages」
http://gigazine.net/news/20140131-villages/

Villages: a Construct and Conquer Card Game

https://www.kickstarter.com/projects/723489754/villages-a-construct-and-conquer-card-game

アナログゲーム好きとしては非常に興味をそそられるゲームでしたので、Kickstarterで出資して入手し、実際に遊んでみました。

これが今回届いた、Vilagesの基本パックと拡張パックのLoyalty Packです。




最新状況では、日本語翻訳板も作成中とのことですが、こちらは初期発送分のため、英語版になります。

当然、マニュアルやカード説明も英語ですが、基本パックについては有志の方々による翻訳があるため、そちらを使用させて頂きました。

ゲームの目的は、カードを場に出す事で得られるゴールドを稼ぎ、相手よりも先に100点を先取することとなります。

同色3枚以上から成る"村"を作成することで、プレイヤーはカードを場に出せる様になり得点を得られますが、ラウンド終了時に手元に残っている手札や"墓場"に行ってしまったカードのゴールドは得点から減点されてしまいます。

更に、手札を最も早く0にしたプレーヤーにはボーナス点が入りますので、如何に早く手札を消化出来るかが勝負の分かれ目になりそうです。

今回は、友人と2人で実際にゲームをプレイしてみました。
まずは手札を8枚ずつ配り、2枚のカードを捨て山に起きます。



まずは先攻(友人)のターン。
山札/捨て山の好きな方から2枚のカードを抜き取り、手札に加えます。

今回は捨て山から1枚、山札から1枚を手札に加えました。
手札に緑ユニットが3枚あったので、緑ユニットの村を作成し、場に出し
ます。



村の配置後は戦闘or手札1枚の廃棄を行うのですが、今回は相手の村が無いので、手札を捨てて、1ターン目終了。



次は後攻のターン。カードを山札から2枚抜き、赤ユニット4枚から成る村を作ります。



ここで相手と勝負するか、手札を捨ててターン終了するかを選べるのですが、今回は戦いを挑むことに。

戦いはカードに記載されているパワー値を比較することで行います。
赤村のドラゴンはパワーが5、緑村はパワーが1か2のユニットしかいないため、楽勝ムードでドラゴンを戦地に送り出しました。



対する緑村は防御ユニットとして、ジョーカーを選択。



捨て石にするつもりかなとニヤニヤしていたところ・・・。
ジョーカーの「戦いに使うと力の弱い方が勝つ」という特殊能力の前にあえなく撃沈。



攻撃側は対戦ユニットを選べる訳では無く、あくまでも対戦する村を選べるだけというところを忘れていた、完全な凡ミスです・・・。

攻撃側で負けたドラゴンは墓場送りとなり、相手のジョーカーは村に戻ります。



これで無念の内に自分のターンは終了。

ちなみに防衛側の勝利メリットは少ないですが、攻撃側が勝利したときは、防衛ユニットの破壊、もしくは対戦村のユニットを奪うことが出来るため、攻撃側は是非とも勝利したいところです。

これを互いに繰り返し、各プレイヤーは村を作ったり戦いを挑んだりしつつ、手札を減らしていきます。

もし、村に大工(Builder)がいれば建物ユニットを、農夫(Farmer)がいれば、動物ユニットを追加することも出来ます。



動物ユニットは墓場に送ることで特殊効果を発動するアイテム、建物ユニットは配置されることで常時効果を発揮する装備品の様なイメージです。



どちらかのプレイヤーの手札が0になったところで、最終ターンに入り、残りのプレイヤーのターンが終わったところでラウンド終了です。

今回のラウンドでは自分(手前)が先に手札を0にしたため、ラウンド終了時の状況はこんな感じになりました。



得点は、場に出ている村の総ゴールド-手札カードの総ゴールド-墓場カードの総ゴールドで計算します。
更に、1番始めに手札を0にしたプレイヤーには、ボーナス得点が10ゴールド入るため、早上がりのアドバンテージがかなり大きいです。

集計後、最高得点のプレイヤーにハイスコアカード、最低得点のプレイヤーにロースコアカードを配布して次ラウンドを開始します。



最終的に、累計ゴールドが100を超えたプレイヤーが現れたところでゲームは終了、そのプレイヤーの勝利です。

ゲームルールは比較的シンプルで分かりやすく、戦略と運の両方が必要なことから、アナログゲーム初心者から上級者まで、幅広く楽しめるゲームになっていると感じました。

また、基本パックのカードの特殊能力は素直なものが多いですが、拡張パックのカードはトリッキーなものが多いため、複雑なゲーム展開が好きな人にもおすすめです。

気になった点ですが、カードの紙質が弱く、簡単にしわがはいってしまいそうでした。もっとも、これはスリーブに入れれば問題ないため、それほど気にしなくても良いかもしれません。
また、場に沢山のカードを広げることになるため、大人数で遊ぶときには広いスペースが必要になりそうです。

現在、Villagesは基本パック、拡張パック共に下記公式サイトで購入可能となっていますので、まだあまり出回っていない面白いアナログゲームに興味のある方におすすめです。
価格は基本パックが20$、拡張パックが5~15$となっており、13$の追加料金で日本への発送も可能です。

Fridgecrisis Games
http://fridgecrisis.weebly.com/

今後、別の拡張パックが入手出来たときや、3人以上でプレイする機会があれば、その時の様子も取り上げてみたいと思います。

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